代表の岩田です。
今日、岐阜新聞webでこんな記事を見つけました。
地主不明の土地、全国410万ha 相続人100人超も | 岐阜新聞web
不動産の登記名義人が亡くなった方のまま、相続登記をすることなく何世代にも渡り放置され、現在の実質的な所有者が公示されている登記簿からは分からなくなる所有者不明土地の問題についての記事です。
このような「登記を何十年もしていない土地」の相続登記依頼に対応したことがありますが、本当に苦労します。まず相続人の特定が大変で、
戸籍が古くて読みづらい
関係者がネズミ算式に膨れ上がる
適用される法律が死亡時期で異なる(いわゆる旧民法)
このようなケースで各相続人の法定相続分を割り出し、相続関係説明図(家系図)を作成するのは相当なプレッシャーがありました。依頼者の方にとって面識のない相続人もいますので、そのような方には私から説明を行い、最終的に全員に遺産分割協議書への押印に協力して頂く…案件が完了するまでに1年近くかかったと記憶しています。
冒頭の記事は以下のように締めくくられています。
国は問題解消に向け、法整備を進めている。専門家による議論を重ね、相続登記の義務化や所有権の放棄を認める制度の創設、遺産分割の話し合いができる期間の制限などを柱とする民法と不動産登記法の改正を目指している。
記事文にある「相続登記の義務化」は法制審議会で既に議論が行われ、早ければ2022年に施行される可能性があります(内閣官房HP「所有者不明土地等問題 対策推進の工程表」より)。ちなみに義務違反には5万円以下または10万円以下の過料が検討されています(法務省HP「部会資料38 不動産登記法の見直し(2)」より)。
何十年も登記しておらず、明治以前の古い相続がからむ土地の登記などは、一般の方が行うには負担が大きすぎるので、司法書士に相談してくださいね。もちろん当事務所でも対応可能です。もしお話を頂いたら、気を引き締めて対応させて頂きますよ!笑
【参考リンク】
【記事を書いた人】司法書士 岩田慎也
1991年、岐阜市生まれ。県立岐阜高校、名古屋大学経済学部を卒業。22歳で司法書士試験に合格。
愛知県の司法書士事務所に約3年間勤め、毎日お客様からの相続・遺言相談に対応。
2020年、岐阜市花園町で司法書士あんしん相続を開業。
【司法書士あんしん相続は24時間オンライン予約受付中】
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遺言の作成相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
電話での予約は 058-227-6994 まで。
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